新潟市西区 M様邸が完成しました。
春先より工事をさせていただいていた新潟市西区のM様邸は今月に入って無事完成し、お引渡しも滞りなく完了いたしました。年明けすぐにお生まれになった赤ちゃんも生後7か月目となり、先日よりご家族そろってさっそくご入居していただいています。当初の計画どおり広々としたルーフバルコニーにはみなさん一様に驚いていらっしゃいました。ご活用はこれからですが、普通の家にはない屋外空間でぜいたくな時間をすごしていただきたいと思います。
外観とガレージ上のルーフバルコニー、玄関とわきに設けた土間物入れ
LDK、和室、中二階の階段ホール
インテリアは天然木の壁材をふんだんに張っていることで表情豊かな木のぬくもりを感じていただける空間に仕上がりました。1階についてはキッチンからすべての部屋の様子をうかがえるような間取りになっています。玄関ホールは階段の存在とゆるやかに格子で仕切った中二階へと視線がつながることで変化に富んだ印象をあたえます。
ご夫婦でのアパート暮らしから、憧れのマイホームにご家族で入居されたお客様には、これから子育てに奮戦していただきながら希望にあふれた新生活をこの家で快適にすごしていただきたいと思います。
ご出産をひかえた家族のために建築中 part-3
春先から工事を着工させたM様邸の木工事もいよいよ終盤にさしかかっています。今回はとくに外壁の下地について注目しましょう。一般的な工法として外壁通気工法が定着しています。家じゅうの外壁に張りめぐらした白いシートは雨水は通さず、室内からの湿気は通す性能を有するものです。(透湿気密シートと呼ばれます)この湿気を基礎から軒裏まで空間を設けた通気層によって外壁の内側にこもらないようにすることで、外壁材が痛むのを防いでいます。
外壁下地工事の様子と窓まわりの雨仕舞い
床、壁、天井の断熱材施工の様子
木造住宅にとって湿気はカビの発生などの原因にもなる大敵です。高気密高断熱がうたわれて久しい住宅建築の昨今ですが、私の持論としては極端な高気密化は年間をとおした温湿度の変化を制御できるものではないのではと考えています。適度に通気性がある家こそが長持ちするのではないでしょうか。
M様邸はまもなく大工工事も終えて仕上げにとりかかります。なんとか夏前には完成にこぎつけたいものです。